下塗り塗料による塗装には、中塗り塗料の密着力を高める役割があります。
外壁塗装では「下塗り・中塗り・上塗り」の計3回塗りが基本です。
(外壁材の状態によってはさらに塗り重ねることもあります。)

なかには、仕上げになる塗料だけで塗装してほしい、と考える方も少なくありません。
しかし、塗料が外壁材にしっかり塗装できないことが多いです。

はがれにくい塗膜に仕上げるためには、下塗りは必要な工程です。
塗膜形成により、紫外線や雨風から建物を守ることに繋がります。

また、下塗りをすることで塗料が必要以上に外壁材に吸い込まれにくくなるという役割も担ってくれます。
余分な塗料を発注する必要がなくなり、外壁塗装の費用をグッと抑えることができます。

そして、下塗りは仕上げの色を思い通りの色としてのせることができる役割も担います。

例えば、濃い色の外壁材に仕上げ塗料をそのまま塗装すると下地の濃い色が消えないこともあります。
その外壁の色を隠すために下地で塗装をします。
思い通りの色壁に仕上げるためには、下塗りは必要な工程です。

もしも、下塗りを行わずに外壁塗装してしまうと、濃い外壁の色が表面に響いてしまいますし、耐久性も低くなり塗装がボロボロと剥がれてしまいます。

外壁塗装の仕上がりに満足する意味でも、耐用年数を早めないためにも重要視しましょう。