屋根塗装は屋根に登って作業をします。

もちろん、塗装業者ならば安全面に配慮しているのですが、DIYにて屋根塗装を行うなら、

安全対策は抜かりなく行わなければ、事故やトラブルを起こしかねません。

リスク回避するためには安全ベルトの装着がもっとも有効な安全対策です。

衝撃を和らげる

屋根塗装を行うなら安全ベルトを装着しましょう。

塗装業者も装着しています。

安全ベルトには「胴ベルト」と「ハーネスベルト」の2種類があります。

腰にベルトを巻き、フックを屋根の一部に引っ掛ける胴ベルトは、

万が一屋根から落下した場合、宙づり状態で地面に落下しないので、最小限の衝撃だけで済みます。

気をつけるべきは、腰から伸びるロープの長さは地面につかないように

短めに調節しなければならないということです。

一方ハーネスは、腹・腿・肩にもベルトを巻くタイプです。

万が一落下した場合、体全体で衝撃を受け止めることができます。

胴ベルトは腰に衝撃が1点集中してしまいますが、ハーネスは分散させることができます。

ベルトの扱い方

屋根塗装を行う場合、ベルトから伸びるフックを屋根の一部に引っ掛けながら作業をします。

作業は屋根の面積によりますが、広範囲です。

フックを外して、次の塗装範囲内の屋根の一部に引っ掛けなおします。

その際、ロープが体に巻き付いていないかもチェックしましょう。

また、屋根に上がる前に、作業員同士でベルトがしっかり装着されているかを

互いに確かめ合うことも大切です。

なかには、ベルトの素材が劣化していて体重を掛けた途端、

切れてしまう場合もありますから、しっかり確認しましょう。