日本に住んでいると1週間に一度くらいは雨の日がありますよね。
豪雨が降ったり台風がきたりすると、家の雨漏りを心配する方も多くいるのではないでしょうか。
とくに一戸建ての住宅で暮らしている場合、
建築年数によってはすでに雨漏りが起きていることもあるのではないでしょうか。
雨漏りが心配な方や、雨漏りが起きている方は防水工事の検討をしてみてはいかがでしょうか。
しかし防水工事といってもどんなことをするのか詳しくわからない方が多いと思います。
そこで今回は、防水工事が必要な理由や主な工法を詳しくご紹介いたします。
防水工事が必要な理由
防水工事を必要とする理由にはどのようなことがあるのでしょうか。
私たちが住んでいる建物は雨や風によってダメージを受けていきますが、
雨以外にも紫外線が原因で塗装が劣化してしまうこともあります。
天気が悪くてもよくても建物はダメージを受けてしまうのです。
建物が雨や風、紫外線で年々ダメージを受け続けていくことで劣化はさらに悪化して、いずれひび割れが起きます。
このひび割れから雨が入り込んでしまい雨漏りが発生してしまいます。
雨漏りが起きることで建物内の柱などにも雨が浸透してしまい、建物全体の寿命を短くしてしまいます。
天気のダメージによって雨漏りが発生し、建物全体にまで影響がでてしまうのを防ぐために
防水工事はとても必要な工事なのです。
防水工法の主な工法
さまざまな種類の工事でいろいろな工法があるように、防水工事の工法にもさまざまな工法があります。
とくに改修工事としての防水工事をおこなうときについて見てみましょう。
・絶縁工法
本来、下地は防水層に密着されているのですが、
絶縁工法は通気層をつくるために防水層と下地を貼り付けることがありません。
このことで、改修前の下地に溜まっていた水分を、通気層を通じて外部へ出すことができるのです。
水の出口がなければ劣化が早まってしまい、防水工事が逆効果になってしまいます。
絶縁工法とは元々アスファルトの防水に使われている工法なのですが、
近年では屋根などの防水工法でも使われるようになりました。
絶縁工法をおこなっていると防水層が所々ふくらんでしまうことがあります。
防水層のふくらみを防ぐ工法が以下のような工法です。
・密着工法
新しい防水層に塗膜防水を使い、下地にはプライマーという塗布の材料を使います。
そのあとに液体の防水材を流し込んでいく工法を密着工法といいます。
・接着工法
新しい防水層に合成高分子系シート防水を使います。
合成ゴム系シートや合成樹脂系シートが主に使われているものです。
下地を整えたあとにこれらの防水層を接着剤で下地にしっかりと貼り付ける工法が接着工法です。
密着工法と接着工法は下地に水分がたまっていないときにおこなうことができます。
しかし下地に水分がたまってしまっていると、防水層をうまく接着することができないおそれがあります。
次回、防水工事の種類や大まかな費用についてご紹介します♪