外壁塗装において汚れない塗料というのはありません。
しかし、汚れにくい外壁塗料はあるので、塗料選びにより美観を意識することは可能です。
どんな塗料にて外壁塗装をしても、メンテナンスフリーとはいきませんが、清掃の手間は省けます。
外壁が汚れる原因については「経年劣化」があげられます。
これは、塗料の主成分となる樹脂が有機成分であり、有機成分はカビが生えたり変色をしやすい性質があるからです。
もちろん、経年劣化といってもカビや苔、外壁塗装のひび割れ、汚れなど様々な種類があります。
汚れにくい塗料を選ぶ上でポイントになるのは、既存する建物の外壁に付着する汚れを知ることです。
外壁塗装が汚れる原因については、カビやコケもあります。
また、換気扇排気口の油汚れやヤニによる汚れもあります。
野鳥の糞による汚れは屋根にも見受けられます。もらい錆、雨だれ、汚染された排気ガスによる汚れなどもあります。
特に、有機成分が多く含まれる外壁塗料はカビや苔の栄養源となるために厄介です。
しかし、有機成分を配合しない無機成分のみの塗料では塗装してもすぐにひび割れてしまいます。
そのため、外壁塗料では防カビ機能を備えた商品が販売されているのです。
防カビ塗料はカビを生えにくくする特性があるので、外壁が汚れにくくなります。
このように、汚れに合わせた対策をするだけで汚れにくい外壁塗装が可能になります。