バルコニーやベランダの防水工事と一口にいっても、

本格的な防水層の形成となるなら2つのタイプの施工から行うことが可能です。

 

■FRP防水

FRPとは「繊維強化プラスチック」で、床面にシート状のFRPを敷き、

さらに表面を樹脂で固めた防水層を形成する工事が行われます。

メリットは工期が短く、丈夫な仕上がりになることです。

洗濯物やガーデニングでベランダやバルコニーを使用するなら、耐荷重性でのメリットがあります。

一方、デメリットはメンテナンスの頻度が高いことです。

 

■ウレタン防水

ウレタン防水は、床面にウレタン樹脂を重ね塗りして防水層を形成する工事になります。

床の形状を無視して施工ができ、見た目の美しさがメリットです。

液体を重ね塗るだけなので、面積も問わないのが特徴ですからバルコニーの防水工事に適しています。

一方、ウレタン防水のデメリットとなるのは工期が長いことです。手作業になるので、職人の腕によって品質に差が出ます。

2つの異なる防水工事は、工期の長さと費用に違いがあります。

どちらが適しているのかは、施工したい場所の状況によって一概に言えないので、専門業者と相談して決めましょう。