前回、シリコン塗料について詳しくご紹介しましたが、
今回は他の塗料との比較をして行きたいと思います。

シリコン塗料はこんな人におすすめ!

下記のポイントに当てはまる方には、シリコン塗料をおすすめします。

  • コストパフォーマンスを重視する
  • 光沢感のある外壁にしたい
  • 掃除やメンテナンスの手間を減らしたい


シリコン塗料VSその他の塗料

シリコン塗料とほかの塗料をより詳しく比較します。

・アクリル塗料

アクリル塗料は、塗料とアクリル樹脂を混ぜ合わせたもので、30年以上前に主流となっていました。
軽量で、色をくっきり見せる特徴があります。

アクリル塗料は耐久性が低いため、とにかく費用を安く済ませたい方や、頻繁に塗り替えたい方に向いています。
シリコン塗料より低価格ですが、耐久年数は57年と比較的短いです。

・ウレタン塗料

ウレタン塗料の主成分はウレタン系樹脂です。
使用用途が幅広く、中でも木製素材・塩ビ製素材・鉄部によく使用されます。
密着性に優れているため、塗料がはがれやすい部分への塗装には最適です。

シリコン塗料より安いですが、耐久性は810年と劣ります。

・ラジカル塗料

ラジカル塗料は2015年に発売された新しい塗料で、
高耐候酸化チタンと光安定剤が配合されているため、劣化しにくいのが特徴です。

価格、耐用年数共にシリコン塗料に劣りません。

しかし、実績が少なく知名度も低いことから、まだ広く普及していません。

・フッ素塗料

フッ素塗料は耐久性に非常に優れた塗料ですが、
価格が高いため一般家庭よりも都市部のビルに多く使用されています。
耐久性のほか、撥水性、耐薬品性、低摩擦性、耐候性にも優れています。

価格は高いですが、耐用年数は1520年と長いです。

・光触媒塗料

光触媒塗料は、太陽光で汚れを落とすことができる最新の塗料です。
空気浄化機能が高く、環境にやさしいため、次世代塗料として注目されています。
ただし、太陽が当たるところでしか効果がないことや種類が少ないなどのデメリットもあります。

シリコン塗料より高いですが、耐用年数は1520年です。

・無機塗料

無機塗料とは、塗料の原料に炭素を含まない無機物が配合された塗料です。
無機物は紫外線による劣化がないため、無機塗料は高い耐久性を持ちます。

価格相場はリコン塗料に比べて高価ですが、耐用年数は2025年と長いです。

・遮熱塗料

遮熱塗料は、太陽光に含まれる近赤外線成分の反射率を上げることで、表面温度の上昇をおさえています
外壁の表面温度が下がると室内の温度上昇も抑えられ、冷房費を削減することができます。

シリコン塗料より高いですが、耐用年数は1520年と長いです。

まとめ

外壁塗装において一番人気のあるシリコン塗料ですが、メリットとデメリットの両方を把握しておくことで、
業者が勧めてきた塗料が建物に合っているかどうか判断できます。
正しい塗料選びで、失敗のない外壁塗装を実現しましょう。
ぜひ一度お問い合わせください。