塗装したものは劣化が進行するにつれ、さまざまな劣化の現象が現れます。

お住まいの周りの環境によっても傷み方は違ってきます。

①チョーキング

塗膜が紫外線や酸性雨などにさらされると、表面が劣化して色あせや防水性能が劣化します。塗料に含まれる樹脂分が失われ、塗料に含まれる顔料だけが残り、表面が粉状になり、壁を手で触れると白いチョークが付いたようになります。この状態で過ごし続けると、外壁に付いた雨水が壁の内部に染み込み、コンクリートやモルタルの中性化を促進し、鉄骨や鉄筋、木部などを腐らせるので、早めに塗り替えましょう。

②ひび割れ

コンクリート壁やモルタル壁は新築後数年でひびが入ります。爪を立てて引っ掛かるようなひびが雨の当たる部位に有ると、雨水や大気中の炭酸ガスがひび割れから外壁の中に入り、木部を腐らせ、鉄骨、鉄筋を腐食せるので、注意が必要です。

③割れ

カラーベストの屋根は人が歩いて割れる踏み割れや積雪の重みで割れたりして、欠片(かけら)が風雪で落下し、被害を大きくすることが有ります。積雪が多い年や、もし人が歩いた場合等は、注意が必要です。